主婦のわたくしごと

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【読書】『保育士おとーちゃんの「心がラクになる子育て」』須賀義一著

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だいぶ前に読みかけていた本を先程読み終えました。

 

 

「子育てのスタートラインは受容」と始まるので、

あぁ、子どもを受容しなきゃいけないのか~あまり心がラクにならないわ。

と最初は思っていたのですが、

・受容は渋々やるより断ってしまった方がいい

・理由は大人の都合(「お母さんが困るから」「お母さんが疲れてるから」)でもいい

・その代わり、親が余裕のある時に100%の力で子供を受容する

・「怒るのをやめよう」ではなく「怒った分、別のところで子供を目いっぱいかわいがろう」

・「できる子を育てよう」と思うんじゃなくてただただかわいがろう。

という内容が続きます。

 

※今、本が寝ている娘の下敷きになっているので、表現はうろ覚えです(^-^;

 

読んでいくうちにストンと落ちていきました。

 

 

■「怒る」をタブーにしない

私がなんとなく目標にしていた母親像↓

・常に感情がフラット。

・怒るのではなく、理性で叱れる母親。

・自分の都合で態度を変えない。

だから、怒ったり、波のある対応を子供に対してしまったとき、落ち込んだり反省したりしていました。

喜怒哀楽の「怒」と「哀」を自分の中でタブー化してしまってました。

 

でも、親子とて人対人。

常にフラットで理性的なのが理想の母親ならば、AIの方がよほどいい仕事をしてくれるわけで。

「喜」「楽」でおもいきりかわいがるなら、その反対の「怒」と「哀」も表現してしかるべき。

理屈で説明できなくても、「お母さんが嫌だからできない」「お母さん疲れてるからおしまい」でもいい。

「怒ってしまった…反省」ではなく、「あんなことしたから怒ったった!」くらい怒ることをラクに考えていいのかも、とこの本を読んで思えました。

 

 

■課題を探さない。子をひたすら愛でる

『「できる子を育てよう」と思うんじゃなくてただただかわいがろう。』の部分を読んで思ったこと。

 

サラリーマン時代は商品開発の仕事をしていたからか、常に課題を探し続ける日々でした。

ルーチンワークに終始することをよしとしないというか。

 

その名残か、育児においても次の課題を探してしまう癖がある私。

発語が増えたなぁと一安心したら次はトイトレ~!みたいな。

何か新しい取り組みをしていないと落ち着かない感じがして。

 

でも、それって「やれることはやってるんだから」と自分を安心させたいだけ、あるいは「働いてない分子供に手をかけねば」っていう一億総活躍の世論への自衛であって、子どもはどこか置いてけぼりになっている。

 

「育児が私の仕事」という意識が強すぎると、常に案件(新しい取り組みとか懸案事項とか)を持っていないと落ち着かなくなり、子どもを私の仕事に付き合わせている感じになってしまうなぁ、と。

 

トイトレの心配するより、言葉が増えてきた子供とのおしゃべりをただただのんびりと楽しむ期間がもっとあってもいいんじゃなかろうか。

私が生き急がなくても、子どもは日々成長しているのだし。

今ここにいる子をひたすら愛でよう。

 

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他にも、排泄の自立や、食事の悩み、イヤイヤ期についても心の置き方というか、こういうスタンスでいたらいいですよ、というのが書かれています。

2~3歳のお子さんをお持ちの方には1つくらいタイムリーな話題が載っているかと思います。おすすめです。

 

 


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