1カ月に1冊は本を読もうと思い立ちました。
(といっても、図書館に行くときに自分の読みたい本を1冊借りるだけなのですが。それでも子どもにせかされてなかなか大変…)
今月はこれを読みました。
いい本だった。
親ってこうあるべきだよなぁとしみじみ思わされた。
食事やしつけ等、細かいことに囚われずに大らかに育てていきたいなあと。
でも、そういうしみじみした思い以上に、苦しくなった。
繰り返し出てくるのが、ざっくり言うと”親が友達をたくさん作ろう”ということ。
何でかと言うと、子どもを受入れ、見守ることが大事。
子どもを受け入れるには親が受け入れてもらう経験をたくさん積むことが大事
(=家の行き来や預け合いできるような友達づきあいをたくさんするということ)
ということらしいんですけど、いやぁ・・・・
私のコミュ力では到底出来そうもない。
佐々木先生に言わせれば、コミュ力が無ければそういう関係性が出来ていかない今の日本社会がおかしいのかもしれないけれど。
今奇跡的に、ご近所で知り合いが増えて、毎日のように公園で遊ぶお友達もできたけど、気軽に預け合いできるところまでには至っていない。
それでも、私にしては人付き合い頑張ってるつもりだったし、
今の自分を取り巻く環境、結構気に入ってたんですが。
この本を読んで、まだまだ足りない!もっともっと親しく!と言われてるようでしんどくなった。
でも実際問題さ、佐々木先生の教え通りに、どうぞ来てきて!預かるわよ!とこちらがオープンにしたとしても、相手がそこまでのお付き合いしたいと思ってなければ逆に迷惑かもしれないし・・・・コロナやなんやもあるし・・・・難しいですよね。
あともう一つ苦しくなったのは、
なんというかやっぱり優しい語り口ながらも、親への厳しい叱咤が多かったからかも。
子どもに優しく、親に厳しい。
例えば私、娘たちの指しゃぶり、爪噛みに悩んでいるんですけど。
タイムリーにもこの本の”指しゃぶり・爪噛み・抜毛”のページがあったので読みましたらば、
これは一種の神経症です。子供の神経症の場合、回りに口うるさい人がいるのです。子どもを不安にさせてしまうほど口うるさいということだと思います。
とありましてね。
私ってそんなに口うるさいかなぁ・・・・。
むしろゆるく育ててるつもりなんだけどな。ってちょっとズーンって凹みましたよね。
でも、爪噛みを注意するんじゃなく、この子はどうしてほしんだろう?と考えることで解決の糸口が見えてくるかもというのは参考になったかな。
育児書を読むことに向いてないのかもしれない
なんというか、この本に限らず、育児書を読むと自分がダメな例に当てはまってる箇所ばかり気になって気分が落ち込んでしまうんですよね。
育児書を読まない方が精神衛生上よいのかも。
図書館の構造上、絵本コーナーに近い育児関連本コーナーに立ち寄りがちですが、
12月は違う棚から借りてみようと思います。