幼稚園の発表会がありました。
保護者は各家庭一名。クラスごとに入れ替え制。
去年のさながらお祭りのようなごった返しっぷりが嘘のようで、非常に見やすかったです。
ところで、ちょっと暗い話しますね。
幼稚園生活も2年目にして分かってきたことは、
長女、決して先生受けがいいタイプではないよね、ということ。
クラスの中心にいる陽キャではないよね、ということ。
カメラを向けても、ぶすっとしたりそっぽ向いたり。
劇でも伏し目がち。振りつけも自信なさげ。
合唱でも歌えてるのに口が開いてなくてやる気なさげに見える。
帰りに少し園庭で遊んだ時も、天真爛漫にはしゃぐでもなくどこか所在なさげ。
なんだかね・・・・
昔の私とそっくりなんですよ。
学芸会も運動会もいつも端役でした。
劇も合奏も、オーディションで落とされた嫌な思い出ばかり。
ニコニコ子どもらしく振舞うことが苦手であった。
いや、むしろ今の私もそうなのだ。大人になって、集団にも属さなくなったから忘れてたけど。
だからなんだか、見ていて辛くなる。
長女が頑張って取り組んだこと、去年よりうんと成長したことはよくわかっているけれど、ニコニコ明るく天真爛漫に振舞ってる他の子を見るとどうしても比べてしまうんです。
長女に悪いとわかっていても。
もうちょっと子どもらしく振舞いなよ
って思ってしまって、うまいことほめられない。
でも、「子どもらしくない」とか「かわいげがない」って親に言われて、悲しい気持ちになった子供時代の記憶が残っているので、
同じことを子供に対して思ってしまう自分にも自己嫌悪。
「子どもらしくしろ!」なんて言われても、言われて直せるものではない。
そんなことは自分が一番よくわかってる。
私だって、夫に「○○さんの奥さんは、天真爛漫で明るくて誰とでも仲いいのに…(お前ときたら)」なんて言われたらいやでしょう。性格なんて直せないのに。
私が娘に対して思ってることはそれと同じなんだよなぁってなんだか申し訳なくなる。
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オチのない話になってしまいました。
きっと私は無意識のうちに娘に”先生受けのいい陽キャ”であってほしいと願ってました。娘を通して自分がなれなかった、憧れの”先生受けのいい陽キャ”を疑似体験したかったんだと思います。
親が成しえなかった夢を子に背負わせるというのはよく聞く話ではありますが、ほんと良くないですね。
こと性格に関しては、本人にはどうしようもないと思うので。
とにかく変に誘導せず、ありのままを受け入れていこうと思います。