ショッピングセンター内にあるキッズスペースでの話です。
そこはおもちゃ屋さんに併設されているキッズスペースで、狭いですがサンプルのおもちゃがたくさんあって遊べます。
長女(2歳5カ月)が一人で遊んでいたところ、同じくらいの男の子がやってきて、
長女が使っていたおもちゃを「ガッ」と奪いました。
娘は口をへの字で「あ~っ」と言い、『私のおもちゃ・・・・(´;ω;`)』という顔。
とりあえず、違うおもちゃを渡してなだめました。
しばらくして、メルちゃんの救急車で遊びはじめた娘。
そこへまた、さっきの男の子。
「ガッ」と救急車に手をかけました。
~これは明らかに奪いに来ている~
私は思わず救急車を押さえて男の子に言いました。
「ごめん、今使ってるから」
なるべく明るく言おうと思ったけれど、ちょっと怖くなってしまっていたかも。
男の子は無言で去っていきました。
そのあとすぐ、キッズスペースのふちに腰かけていたお母さんとどこかへ行ってしまいました。
■安堵の後、少し後悔
最初に長女がおもちゃを取られたとき、すごく悲しそうな顔をしていたので、2度目を防げたことにその時はほっとしました。
でも、後で思い返すとちょっと大人げなかったかなと後悔。
実は私、こういうふうに自分の子供がおもちゃを奪われるのを阻止するのは今回が初めてです。
今までは、「貸してあげな~」「ちがうのであそぼう~」と娘をたしなめたり、「一緒に遊ぼう~」と一緒に遊んでいる体にしてみたり(まだちゃんと一緒に遊べる年齢ではないですがね)。
なぜ今回は阻止したのかと言うと、
相手の子の親が全く見ていなかったからです。
その子のお母さんはキッズスペースを背にして腰かけていて、こちらを見ていませんでした。無関心ぶりからすると、もしかしたら親ではなくおばあちゃんだったのかも(後ろ姿しか見てないのでわかりませんがとりあえず、以下親としますね)。
男の子の手つきが荒かったこと、「貸して」や「ちょうだい」の一言もなかったこともそうですが、どうして親が見てないの?っていう親への憤りから、おもちゃの強奪阻止してしまいました。
もし、親が少しでも止めくれていたら、いや止めてくれなくても見ていてくれたら「一緒に遊ぼうよ~」ってやったと思います。
親が見てなかったことについては男の子に落ち度は無い訳で。ある意味八つ当たりに近いわけです。なので、男の子には少し申し訳ないことをしてしまいました。あまり、傷ついていないといいんですが…私の声低くて怖いので少し心配です。
また、長女にとっても「おもちゃを奪われそうになっても、お母さんが止めてくれるときとそうでないときがある」というのは一貫性が無くて混乱させてしまうのでよくない気もします。
■おもちゃの取り合いは見守った方が良いというけれど…
今回は娘は取られる側でしたが、逆に取ろうとする場合も多々あります。
以前読んだこちらの本には、おもちゃの取り合い(貸し借り)を通して人間関係を学んでいくのだから見守った方がいいという趣旨のことが書いてありました。
う~、おっしゃる通り。
だけれど、現実はなかなかに難しい。特に小心者な私みたいな母親にとっては。
取られれば「どうぞどうぞ」しちゃうし、
取ってしまったら「だめでしょ、返しなさい」で聞かなきゃ一旦退場することも。
「私は取っちゃダメなのに他の子はいいんだ」って娘の自己肯定感を削いでしまいそうで不安。
それに、取られてもどうぞどうぞしてたら、「取っちゃだめ」ってことが娘も理解できないまま大きくなってしまいそうで不安。
でも、相手の子の親が「すみません」て言ってるのに、追い打ち欠けるように「取らないで」なんて言えないし。
自分の子がよその子のおもちゃ取ってるのに、「○○ちゃん、そういう時はなんて言うのかなぁ~??(貸してでしょ)。」なんてしまじろうのお母さんみたいに悠長に構えてられない。
こういう「相手の親の手前」、色々介入するのが良くないって件の本にも書いてあったんですけどね…
私の器の小ささが問題ではあるのですが、おもちゃの取り合いへの対応についてはこれからも頭を悩ませる日々が続きそうです。
取っても取られても、なるべく見守る方向で行きたい…とは思ってますが、今後も手や口を出してしまいそう。