先日、年少長女の通う幼稚園のバザーがありました。
わたしはクラス役員をしていて、
バザーは大変だよ~と先生、先輩役員さん等から聞かされてビビっていました。
しかし、ふたを開けてみると、
正直、おもったよりもかなりかなり業務量が少なく拍子抜けしました。
バザーの規模や内容なんてほんとうに幼稚園によってまちまちだと思いますが、
バザーにびびっているママさんを安心させる材料になればと、そんなに大変じゃなかったよ!という我が幼稚園の一例をご紹介したいと思います。
ちなみに長女が通っているのは、のびのび系親の出番少な目マンモス園。
父母会は園全体で10名の本部役員、各クラス2名のクラス役員で成り立っています。
☝うちのクラスは誰も名乗り出てくれなくて、クラス役員私一人なんですけどね…涙目
物品の供出
・全保護者共通
不用品または手作り品を2品以上提出。
・クラス役員
上述の不用品または手作り品を2品以上提出。
に加えて、手作り雑巾2枚供出。
また、強制ではないですが父母会の会長さんから「できれば巾着1点でも手作り品をお願いします」というお願いという名のお達しがありました。
バザーの為に幼稚園に行った回数:3回
① 役員総会での係決め(1カ月前。1時間程度)
係については大きく分けて
不用品係、手作り品係、喫茶軽食係、ゲームコーナー係の4つ。
ここでいう係というのは、当日売り場で店番をする係ということであって、不用品や手作り品をその係の人が用意したりする必要はなし(物品の供出については後述)。調理についても前日などに準備に来る必要はなし、とのことでした。
事前の準備や家でなにかしなきゃいけないことについて一番恐れていたのでこれを聞いてほっとしました。
喫茶軽食は子連れ不可とのことで、下の子がいる私は手作り品の係にしました。
とくにもめごともなくスムーズに決まりました。
② 不用品の値付け/ゲームの準備(半月前。半日程度)
役員+保護者有志で、全保護者から集めた不用品、手作り品の仕分け、値付けをしました。園児数が300人以上いるので、ひとり2点出したとしても600点。物品も部屋一面埋め尽くすものすごい数でしたが、例年の値段相場表のようなものがあり作業自体はスムーズでした。
午後も残れる人は残って下さいと言われて、バカ正直に残っていたら、本部役員さんや年長さんのベテラン保護者さんでワイワイやる感じだったらしく、いたたまれなくなってそっと部屋を出ました…(←コミュ障)
③ バザー当日の店番(丸一日)
開店1時間前に来て商品の運搬やディスプレイなどし、開店前に昼食のおにぎりではらごしらえ。
開店したら店番。時間も3時間程度なので、交代や休憩等の制度はなくぶっ通し。
手作り品の売り子をやってみた感想
どんなものが売れるのかな~とみているのは楽しかったし、自分が作ったもの(裁縫ヘタながら、巾着と小さな手提げを作った)が売れたのを見たときはとても嬉しかったです。2点とも未就園児とおもわれる2歳くらいの子がお買い上げしてくれました。
一番人気だったのは、小学校で使う学用品。
特に○○小学校指定サイズの椅子カバーみたいな、小学校でサイズ指定のあるようなものが人気でした。幼稚園指定よりも、小学校指定の方が人気。
一番たくさん来るのは、未就園児より在園児だろうから当然ちゃ当然なのですが。
開店前から部屋の外で並びながら品定めするお母さんがチラホラ。あっという間に売り切れました。
あとは、お菓子(有志のお母さん作。お店のようにキレイに包装)、水筒の肩パッドなども良く売れてました。
布製品全般に言えることですが、キャラ物がやはり強いです。
ディズニー、サンリオ、すみっこぐらしetcetc・・・・妖怪ウォッチもブームは去ったかなと思うんだけど売れてました。子供の目に留まりやすいんでしょうね。
かわいいのにな~とおもってもキャラクターでないと売れ残ってたり(もともと数の多かった園指定袋物は特に)。
私の作った袋物が売れ残らなかったのも、キャラクターものの布を使ったからかもしれません。(カーズ、サンリオ)
本部役員さんの負担の重さと有志による裏組織の存在
幼稚園に行く回数が3回と少なかったのも助かったし、
なによりも
・家に持ち帰る仕事がなかった
・言われたことをこなす単純作業ばかりだった(運搬、値付け、会計など)
というのがとても楽でした。
雑巾以上に手作り品のノルマがあったり、相談や話し合いの必要な集まりがあったら同じ回数行くのでももっと負担を感じていたと思う。
で、クラス役員がそういう頭を使う仕事をしなくていいように、本部役員の方が裏で大変な下準備をし奔走していらっしゃるんだろうなぁとひしひしと感じました。
手作り品だって、保護者から各自持ってきたにしては数や種類が揃いすぎてるし、本部役員さんが陰でせっせと作って調整してくれてたんじゃないかと推察します。
また、お菓子も手芸も、公にはなってないけど手作り部みたいな裏組織があるんじゃないかなって邪推してます。(部屋にそれっぽい有志のお母さんが出入りしてました)
親の出番少な目園ですが、そういう非公式なお母さんネットワークってあるんだなぁ。
そういうのに支えられてバザーも成り立ってるんだなぁと勉強になった一日でした。
それでも敢えて不満を言うなら
子どもと一緒にバザーをまわれなかったのが寂しかったです(´;ω;`)
夫に子ども2人お願いしてバザー回ってもらって。夫には本当に感謝なのですが、
帰宅後「ママといっしょにバザーいきたかった」って長女に言われて(´;ω;`)
いや、ママ、バザーに行ってたけどな!
でも、一緒に回れなかったよね、こんなんじゃ一緒に行ったことにならんよね、ごめんね。
今年だけならいいけど、これが毎年だと、つらいなぁ。
普通にバザーを楽しんでるご家族に恨み節のひとつもでてしまいそう。
本部役員さんに比べたら、クラス役員の負担なんて大したことないのはわかっているのですが。
役員以外で当日1時間だけ店番をしてくれる有志のお母さんを募って、中1時間だけでも子どもとバザーを回れたらなおうれしかったなぁというのが本音です。
あと、これはお客目線で。フードが売り切れるのがはやい&種類が少ないかなぁと。
バザーは3時間あったんですが、1時間半くらい経過したところで食べ物はほぼ全部売り切れたそうです。うちの幼稚園は郊外にあり、近くに商店もあまりないので、食べようと思って来たのに売り切れだと辛いなって思いました。
フードの種類も暖かい食べ物はカレーとポテトだけで、あとはおにぎりやパンだけというのもバザーにお客として行く側だとしたらちょっと物足りないかなぁって気がします。寒い時期だし、もうちょっと豚汁とかあったかいものとか。お祭りっぽい、焼きそばとかお好み焼きとかたこ焼きとか、あったらうれしいな~なんて。
でもフードについては、役員の事前準備の負担を減らすために毎年縮小していると本部役員さんがおっしゃっていたので、それはそれでありなのかな。
お客の満足度とお店の負担は表裏一体なわけで。難しい問題だなとおもいます。
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そんなこんなで、思うところはありつつも、おもったよりはずっとハードル低かったバザーのお手伝い談義でした。
来年は役員免れたい。